ケプラー宇宙望遠鏡に異常?

NASAは4月8日、ケプラー宇宙望遠鏡が「非常モード」に入ったことを明らかにした。ケプラー宇宙望遠鏡は2013年にも故障を起こしており、今回は新たな銀河の観測を始める前のトラブルだったという。現在、NASAはケプラー宇宙望遠鏡を通常モードに戻すべく努力しているとのこと。
ケプラー宇宙望遠鏡は2009年に打ち上げられた探査機で、太陽系外惑星を探すミッションにあたってきた。内部には140センチの反射鏡とCCDカメラを内蔵しており、これまで数多くの恒星を観測してきた。また2013年のトラブルの際には利用可能なリアクションホイールとスラスタで観測再開を試み、2014年からはまた観測を続けてきた。
ケプラー宇宙望遠鏡は非常モードでは十分な操作が行えず、またより多くの燃料を消費してしまうという。現在ケプラー宇宙望遠鏡は地球から1億2000万キロの場所に位置しており、通信には光速でも行き帰りで13分もかかってしまうそうだ。これらの状況が、同宇宙望遠鏡の復帰を難しくしているとのこと。
ケプラー宇宙望遠鏡は2012年には主要なミッションを終え、その後はNASAの努力によってミッションを続けてきた。一方日本が打ち上げ、現在通信不能に陥っているX線天文衛星「ひとみ」は外部からの観測は行われているものの、現時点では復旧のめどは立っていないそうだ。探査機や衛星がトラブルで一度通信不能になり、その後に復帰した例は過去にもいくつかあるそうなので、それに期待しよう。