キトラ古墳の天文図を初公開

文化庁は10日、奈良県明日香村の修復施設で修復中の東アジア最古とされるキトラ古墳壁画の天文図を報道関係者に公開したという。古墳の石室内にある天文図は、剥ぎ取り前の写真は過去に公表されたが、実物が公開されるのは初めてとのこと。
キトラ古墳の天文図は漆喰上に金箔と朱線で、黄道や天の赤道と74の星座が描かれているという。古代中国の洛陽か長安付近で観測、製作された天文図を基に描かれたとされる。
保存のため平成19年7月~20年11月に113片に分けて剥ぎ取られ、修復施設で酵素や紫外線を使って汚れを落とすクリーニングが行われているそうだ。作業は現在最終段階で、黄道や天の赤道などを示す朱色の4つの円や、直径6ミリの金箔を使った星座もはっきり分かるという。
文化庁は今年9月24日、同村の国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内にキトラ古墳壁画の保存施設「四神の館」をオープン。天文図のほか朱雀や玄武などの壁画を順次公開することにしているという。
古代中国の星座と、西洋の星座はかなり違うものなのだろうか?ぜひ見てみたい。